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がんとプラセンタ

近年、美容・健康を促進する物質として注目されているもののひとつに「プラセンタ」があります。
これは、ヒトや馬・豚の胎盤から科学的な方法で主要成分を抽出したエキスのことで、プラセンタという名の固有の成分があるわけではありません。
胎盤は受精卵を赤ちゃんに育てるために必要な多くの役割を担う器官であり、細かい無数の血管の集まりのような臓器で、アミノ酸などのタンパク質以外にも多様な成分から出来ています。
そこから抽出されたエキスは、バランスの良い完全栄養食品のようなものです。

最も多い成分はタンパク質です。
プラセンタのタンパク質の中には「成長因子」よ呼ばれる成分が多く含まれます。
これは、細胞分裂を促す物質で、働きかける対象によっていくつも種類があります。
プラセンタの成長因子には、細胞を増殖させる因子の他、細胞の分化や成熟を促して特定の機能の働きを整えたり、活性化させたりする因子も含まれています。
医療分野では1950年代から成長因子の効果を治療に活かすために、ブラセンタを使っています。

プラセンタの効能として、自律神経の働きやホルモンバランスを整える効果や、免疫力をあげる効果、抗酸化作用効果、肝臓修復効果などが認められており、肝障害治療の他、ホルモンバランスの乱れに起因する症状(更年期障害など)の緩和に使われてきました。
(特に女性の場合)癌の予防にもプラセンタは効果があると考えられています。
乳癌など女性の癌の多くは、ホルモンバランスの乱れが原因と言われるものが多いのです。
過剰な活性酸素も癌の発生を促すので、ホルモンの働きを整え抗酸化作用の高いプラセンタが効果的と言えます。
幸いなことに、プラセンタの成長因子は癌細胞を増殖させる働きがないことも確認されています。

現在の時点では、発生してしまった癌の治療に効果的かどうかは、まだはっきりとしたデータがなく、一概に有効とはいえないようですが、予防効果によって、転移のリスクや新たな癌の発祥の可能性を軽減することは、十分期待できると思われます。

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